自らにして消えゆく民へ


占領軍が植え付けた汚物

ここでは大東亜戦争に敗北した日本へ進駐した占領軍である米国と

進駐軍の司令官となったマッカーサーが日本で執(ト)った政策などについて簡単に述べています。



公開私刑(リンチ)劇の東京裁判


 東京裁判とは極東国際軍事裁判所と称し、

占領軍である米国のマッカーサーが

開廷したものです。

 

目的はマッカーサー自身がフィリピンでの

日本軍との戦いで味わった屈辱の恨みを晴らす

のと、天皇陛下を要とする日本の国家体制と

日本国民の精神を共に崩壊させるための宣伝劇場

となる裁判でした。

 

 国との戦争に勝った国が負けた国の政治指導者

裁く目的で、敗戦国の独逸においても欧州国際

軍事裁判(ニュウルンベルグ裁判)が開廷されています。

 

東京裁判の法的根拠は、日本へ占領軍司令官と

して赴任してきたマッカーサーが即席で描き上げた

極東軍事裁判所条例によります。

 

当時でも戦争での勝者が敗者を裁く国際法は

存在せず、裁判自体が成り立たないまるで

米国の古い西部劇に描かれている、町のボスが雇い入れた判事を使い、気に入らない人物に絞首刑を言い渡す、その判決を形作るための劇場、そのものを東京で行ったのです。

 

東京裁判は昭和21年(1946)5月3日に開して

翌年23年(1948)の11月14日に閉廷しました。

 

死刑判決を受けた日本側の被告7人は

昭和23年12月23日の午前零時から35分間の

間に絞首刑に処せられています。

今上天皇明仁様の誕生日を選んでの処刑でした。

 

処刑後は焼却され、遺骨と灰はどのように処理

去れたのか一切が不明です。

 

被告側家族の要望を受けながら、遺髪や遺言など

一切のものは手渡されていません。

これが人道主義を標榜する米国の本心の所作でした。

 

次からは裁判に深く関わった人物の略歴を

簡単に紹介していきます。


旧陸軍省建物(東京市ヶ谷)写真
 旧陸軍省建物(東京市ヶ谷)

 

 東京裁判が開廷された

旧陸軍省の建物。

(東京都新宿区市ヶ谷)


 

 写真は東京裁判で裁判長を務めた

ウエッブ氏(写真はWikipediaより)

 

 同氏は英国の流刑の地であった

豪州の一判事で、とても国際的な裁判を判定でき

る知識も経験も持ちえない人物でした。

 

ただ、南方戦線で日本軍にやられた自国の

将兵の痛ましい姿を目にしての激しい憎悪の

念を抱いていました。

 

裁判当初、日本側弁護団より「裁判自体が

成り立たない」とする「管轄権」動議が提出

されましたが、同裁判長は理由もなく動議を

却下し裁判を進めています。結局動議却下の

理由は最後まで示されませんでした。

同裁判長は昭和天皇をも法廷に引きずり出し、

有罪の判決を言い渡したったのですが、

天皇への有罪判決と共に死刑の執行となった時に、

占領軍に対する日本国民がどのような行動を執るのかを

非常に恐れたマッカーサーによって避けられたようです。

(ソビエトも天皇を裁くことを要請していました)

被告となった日本側の人たちも天皇に裁判の魔手が及ぶのを

避けることに主力を傾けていました。


 

 写真は東京裁判で首席検察官を

務めたキーナン氏です。

 

 彼は米国人で、米国で悪法と

 呼ばれた禁酒法時代にギャングの親分であった

アルカポネの裁判での検事でした。

 

 すなわち米国は一国の政治指導者を

自国の犯罪者のように取り扱ったのでした。


参考図書:「新版 東京裁判を裁く(上)(下)」瀧川政次郎著(創拓社)



占領時の仮だった日本国憲法


現在の日本国憲法はマッカーサーが

自分たち占領軍内の法律の素人達に数日で

作らせた素案を基にしています。

 

 憲法の施行は昭和22年(1947)5月3日です。

 

 明治憲法に記載さた改正手続きに従って当時の

国会での承認を経ていますが、マッカーサーの

腕力により成立させられた憲法です。

 

 この憲法の目的は、二度と日本が米国に

立ち向かわないように牙を抜き取る事でした。

 

 日本国内では現在の憲法が施行されてのち、

現在まで延々と憲法9条の解釈をめぐっての

論戦が続いています。

 

特に9条2項に記載されています

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

国の交戦権は、これを認めない。」が

国会論争の焦点となっており、複数の有名大学の

憲法学者達も自衛隊の違憲を声高に叫んでいます。

 

この憲法9条を維持するための前提条件が

憲法の前文に明確に記載されています。

 

それはこのように書かれています。

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、 われらの安全と生存を保持しようと決意した。」

 

諸国民の諸国とはどこの国々でしょう。

それは大東亜戦争での戦勝国である国々で、

現在の国際連合の常任理事国を示しています。

 

米国、英国、仏国、ロシアそしてChina(シナ)です。

全て核爆弾保有国で水爆も保有しています。

 

 ロシアは日本の北方4島を占拠したままですし、

2016年のクリミア半島での紛争では核ミサイルの

使用を考えていたことをプーチンが述べています。

 

China(シナ)は東シナ海の日中中間線でのガス田

開発や、尖閣諸島への執拗な領海侵入。

南シナ海においてはフィリピンやベトナムの

領域でのサンゴ礁への基地の造成。

 

自国内では周辺国のチベットやウイグルそして

内モンゴルを自治区とし、これら民族への殺害を

続けています。

 

英国もアルゼンチンとフォークランド紛争を

起こしています。

 

 米国に至っては、朝鮮、ベトナム、湾岸の

各戦争と、現在もアフガニスタンでの紛争と

常に地球上のどこかで争いを起こしています。

 

これらの国々が日本国憲法で謳う

「平和を愛する諸国民」です。

 

これらの常任理事国が先頭に立ち、世界中の

国々のすべての武器を捨て去った時に初めて

日本国憲法第9条の文言が成立するのです。


 憲法前文のブラックコメディのような文言を

掲載しておきます。

 

 「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と

偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際

社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。」

 

アフリカから黒人を奴隷とて隷従させ、

カリフォルニアをメキシコから戦争で奪い取り、

ハワイ島も強奪した米国人が作成した文言であり、偏狭と偏見の塊であったマッカーサーが

作らせたものでした。