衆議院が解散され、小池東京都知事の主催する
政治塾が「希望の党」として選挙に候補者を擁立することを宣言し、民進党の前原党首は党員に選挙への出馬は希望の党からとして、事実上の民進党の
消滅を決断しました。
一人でも多くの候補者を当選させるのを目標と
すれば前原氏の決断は最適とみれます。
しかし呉越同舟の泥船です。選挙で自民党より
優勢となった場合に首班指名を誰にするのかなどの
問題が山積しています。
国会議員でなければ首相にはなれません。
小池百合子氏でなければまとまらないでしょう。
まとまったとしても保守と反保守の人々の寄り
合い所帯ですので政策の不一致とそれによる政治の
混乱は避けられそうもありません。
混乱の中で次の衆議院の解散となり、小池都知事が知事の任期半ばで衆議院へ立候補となれば有権者の信任を失う結果となり、どちらもにしても日本の国民にとってはいいことではありません。
明治維新の創成期に作られた議員制度と選出方法も換骨奪胎の作り替えの時期に来ているのではと
感じざるを得ません。 平成29年(2017)9月30日